Takuo Kishi

Art Work06

教室の壁に画鋲で貼り付けただけの、

学生が課題で描いたような

「無題」の絵が何故か好き。

有名な画家さんの展覧会とか行っても、

有名画の前を結局素通りしてしまう自分に、

感性の期待はずれに少し落ち込みつつ、

無名時代の初期の絵の前で足がとまり、

これでいい。これがいい。と納得する。

練習水彩画